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COLUMN 不動産売却コラム

2025/02/13(木)

不動産売却の際にかかる仲介手数料って何?どのくらいかかるんだろう?

 

はじめに

不動産を売却する際、不動産会社に支払う仲介手数料は、売却活動や契約手続きなどのサービスに対する報酬です。
この手数料は法律で上限が定められており、売却価格に応じて計算されます。

 

仲介手数料の計算方法

仲介手数料の上限は、以下のように売却価格の範囲ごとに設定されています。

売却価格の範囲 手数料率
200万円以下の部分 売却価格の5%+消費税
200万円超~400万円以下の部分 売却価格の4%+2万円+消費税
400万円超の部分 売却価格の3%+6万円+消費税

例えば、売却価格が3,000万円の場合、仲介手数料は以下のように計算されます。

  • 200万円以下の部分:200万円 × 5% = 10万円
  • 200万円超~400万円以下の部分:200万円 × 4% = 8万円
  • 400万円超の部分:2,600万円 × 3% = 78万円

合計すると、96万円。さらに、消費税(10%)を加えると、105万6,000円が仲介手数料の上限となります。

簡略化した速算式も存在します:

仲介手数料 = 売却価格 × 3% + 6万円 + 消費税

 

2024年の法改正について

2024年7月1日から、物件価格が800万円以下の「低廉な空き家等」の仲介手数料の上限が引き上げられました。

これにより、800万円以下の物件に対しては、仲介手数料の上限が一律30万円(税別)となります。

例えば、500万円の物件を売却する場合、従来の計算では仲介手数料は21万円(税別)でしたが、改正後は30万円(税別)まで受け取ることが可能となります。

売却価格 従来の手数料上限 改正後の手数料上限
500万円 21万円(税別) 30万円(税別)

 

仲介手数料の支払いタイミング

仲介手数料は、売買契約が成立した際に発生します。
一般的には、売買契約締結時に半額、物件の引き渡し時に残りの半額を支払うケースが多いですが、不動産会社との契約内容によって異なります。

 

仲介手数料の交渉について

仲介手数料は上限が法律で定められていますが、下限は設定されていません
そのため、不動産会社と交渉して手数料を減額してもらうことも可能です。
ただし、手数料が安いからといってサービスの質が低下する可能性も考慮し、信頼できる不動産会社を選ぶことが重要です。

 

まとめ

不動産売却時の仲介手数料は、売却価格に応じて計算され、法律で上限が定められています。

2024年の法改正により、800万円以下の物件の手数料上限が引き上げられました。

手数料の支払いタイミングや金額については、不動産会社と事前にしっかり確認し、納得のいく形で進めることが大切です。

 

 

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